こんにちは、パレパンダ(筆者)です!
ヤセて体を引き締めたい!けど、調べるほど色んな情報があって混乱する
このブログの目的は『体重を5キロ落とす』ための情報を発信することです
今回解説するのは情報の集め方について
- ネット、SNSで必要な情報が気軽に探せて便利
- その反面、色んな情報があふれている
(正反対の主張も少なくない) - 何を参考にしたらいいのか迷いがち
迷うだけならともかく、ゴミ情報をもとに行動しても望む結果は掴めません
我々一般人がゴミ情報に惑わされず、質の高い有益な情報を探すにはどうすればいいのか?
筆者は30代半ばを過ぎて、初めてダイエットや筋トレを成功させて体型を変えることができました!
その大きな要因の一つは、質の高い情報を集めて実践したからです
この記事を読めば、本当に役に立つ質の高い情報の基準や、情報化社会でカモにされないための心がえが分かります
参考にすべき情報とすべきでない情報が分かれば、この情報化社会でお聞く前進できます!一緒に頑張りましょう!
- 結論:科学的に効果の証明された質の高い情報を参考にする
- ダイエットや運動・筋トレで唯一無二の絶対的な方法は現時点ない
- 注意したい情報〜個人の経験、専門家の意見、悪用される実験結果
- 個人の経験〜「データが少なすぎる」&「認識にズレがある」
- 専門家の意見〜権威性が高いだけに、より注意が必要
- 1つだけの実験結果〜トクホやサプリの広告などで悪用されがち
- 質が高く、信頼性の高い実験結果も当然ある〜【メタ分析やRCT】
- 改めて、ブログ「パレオな男」は凄い!
- 【パレートの法則】で質の高い科学的な研究結果を参考・実践しよう!
- 最後は自分で行動に移して確かめるしかない
- まとめ〜質の高い研究結果を参考にして、少しずつでも行動していこう!
- 参考文献
結論:科学的に効果の証明された質の高い情報を参考にする
最初に結論です!
我々一般人は個人の経験やテレビなどのメディアではく質の高い科学的な研究結果を参考にします
- 質の高い科学的な研究結果を参考にする
- 個人の経験や専門家の意見は要注意
- 研究結果も1つだけのものは注意が必要)
(研究結果の“悪用”にも注意)
その他参考事項としてはコチラ
- 科学の研究結果もデータの質に大きな差がある
- 研究結果のやり方で信頼の差が出る
➡️「メタ分析」や「RCT」の研究は信頼性が高め - ブログ「パレオな男」は論文や研究結果の質を検討するのにとても役立つ
➡️内容も超おもしろい!
そして重要な点がこちら
- 現時点、最善と思われる情報を集めたら、少しづつでも行動に移す
- 行動に移した人にしか結果は手に入らない
それでは詳しく解説していきます
ダイエットや運動・筋トレで唯一無二の絶対的な方法は現時点ない
最初にすごく大事な前提をお伝えします!
『これこそが絶対的に正しいダイエット、運動、筋トレやり方だ!』って断言できるものはないと思ってOKです!
いや、そんなワケないでしょ!色々とテレビや雑誌、ネットでも紹介されてんじゃん!
そう思うのは当然ですが、人間の体は複雑です!ダイエットや運動・筋トレで『老若男女の誰にとっても効率や効果が最も高い唯一無二の方法』なんてものはありません
当たり前のようなことですが、絶対的に確立されたやり方などない、この前提を理解しておくと、飛び交う情報に惑わされずに済みます!
ある程度は断言できる!
当然、ダイエットや運動・筋トレに関して判明していることは多々あります!
- 接種カロリーより消費カロリーが多くないとやせない
- 筋肉に適度なストレスを与えると、強くなる
- 運動・筋トレと同じくらしっかり休養を取ることが大事
・過度な運動・筋トレは体を痛める
・質の高い睡眠を取ることが大事 - 飲むだけでヤセる、筋肉がつくサプリは存在しない
(そもそもサプリの効果って高くない)
これくらいのことなら断言もできます
また次くらいまでなら「ほぼ間違いない」と言い切れます
- 運動、筋トレの消費カロリーは限界があり、摂取カロリーを抑えないと体脂肪は落ちにくい
- 筋トレは大きな筋肉、太もも、背筋、胸筋から鍛えた方が効率がいい
- 運動は少しだけでもした方が、全く運動しない人より健康になる
上の①〜③について「そんなことは無い!」と反論しづらいでしょう
しかし、困ったことにこれら共通の前提があっても、ダイエットや運動・筋トレの具体的な方法になると単純ではないんです
どういうことか解説します
具体的な方法になると「これが絶対的に正解!」って断言するのは難しい!
上で解説したように、ほぼ間違いない前提があっても、「このやり方こそが絶対的な正解なのだ」って言い切れるダイエットや運動、筋トレ方法は確立されていないんです
敬愛する「パレオな男」こと「鈴木祐」様の著書にはこう書かれています
科学の世界では異なる結果が出てくるケースは珍しくありません。このようなデータをいくつも調べながら、ジワジワと正しい結論に近づいていくしか、本当に効果がある成分は探し出せないのです。
出典:鈴木祐『服用危険 飲むと寿命が縮む薬・サプリ』
これはサプリについて書かれた文ですが、食事や運動・筋トレなども同じです!
頭のいい人たちが時間とお金をかけて実験してもすぐに結論を出すことは難しく、大量の実験データを分析して、少しずつ結論に近づくことが必要なんですね
これらのことを踏まえて注意すべき情報について解説します
注意したい情報〜個人の経験、専門家の意見、悪用される実験結果
上で解説してきた前提を踏まえて、情報に踊らされないために注意すべき情報源を解説します
先に結論を書くとコチラ
- 個人の経験
- 専門家の意見
- 悪用される実験結果
「これからの情報源は全てデタラメです」って言ってるのではないので、そこはくれぐれもご注意を!
では解説します
個人の経験〜「データが少なすぎる」&「認識にズレがある」
何かで結果を残した人の話は魅力的ですし、「専門医の意見」などは間違いないように多います
しかし、これらの意見を無条件に鵜呑みにするのは要注意です!
その理由を解説します
データが少な過ぎる(一個人の経験で結論は出せない)
例えば、こんな意見を言ってた人がいたとします
よく酒やタバコは不健康って言うけどウソです!俺のじーちゃんは酒もタバコもガンガンやってたけど90歳まで長生きしてます。じーちゃんは「長生きの秘訣は酒とタバコだ」とさえ言ってましたよ。
これを聞いて、
そうなんだ!よし、今日から健康のために酒もタバコもガンガンやるぞ!
って思う人はいないでしょう
下のような色んな反論が簡単に思いつきます
- 酒とタバコで健康を害した多くの人を完全に無視している
- たまたまその人が酒とタバコに強い耐性があっただけと考えるのが自然
(一般論として語るのは暴論) - その人が酒とタバコをやらなければ、もっと長生きできた可能性を考えてない
酒とタバコが健康を害することは科学的にもほぼ確実な一方で、酒とタバコをやってても長生きする人もいます
しかし、「酒をタバコをやってて長生きする人がいる」という事実は、「酒とタバコは健康を害しない」という結論には当然なりません
簡単に言えば『一個人の経験で結論なんて出せないよ!』ってことです。データが少なすぎるんです
よく質の高い研究結果に対して「それは違う!」と反論している人がいます
それらの主張が「自分(友人、家族)の場合はこうだった」とか、「(お医者さんが)自分の患者さんはこうだった」のような個人の経験だけを根拠にしたものだったら要注意です
自分の経験のみの主張なら、このタバコの例と全く同じパターンの可能性があることを思い出して下さい
認識にズレがある〜大事なとこはソコじゃない問題
自分の認識と実際の結果にズレが生じることがよくあります
これを筆者は「大事なとこはソコじゃない問題」と呼んでいます
このズレは科学の研究においても起きるので少し詳しく解説します
ここで実際にあった「ベジタリアン」についての研究を紹介します
あるイタリアの研究チームがベジタリアンについて観察研究を実施したところ
- ベジタリアンの人達は、一般的な食事をしている人より健康だった
- 具体的にベジタリアンの人は
・癌のリスク、心疾患のリスクが減る
・体重も少ない
・コレステロール値も良好
であった
この研究結果だけ見ると
健康になりたいなら、ベジタリアンの食生活だ!肉食うのはやめよう!
って結論になりそうです
しかし、ここで「大事なとこはソコじゃない問題」が登場します
結論から言うと、『ベジタリアンの人が健康なのは、肉を食わないからじゃなくて、健康意識が高いから健康』ってことが後の研究から判明してます
つまり、こういうこと!
- ベジタリアンの人は、自分は健康でいたいって人が多い
(ベジタリアンで酒、タバコをやったりジャンクフードを食べる人は少ない) - その結果、健康意識が高い
- 健康意識が高いので、
・酒、タバコなど不健康なことはやらない
・適度な運動をする
・睡眠をきちんととる
これらの傾向が高い - 肉を食わないことより③が健康に強く影響していた
結局、健康意識が高い男女を1万人以上集めたオックスフォード大学の研究で、ベジタリアグループと肉を食べるグループの2グループに分けて、17年も追跡したところ、どちらも死亡率も病気の発症率も同じだったとのとこと
肉を食べるかどうかが重要でなかったわけです!
- 事実
- ➡️「ベジタリアン」の人を調べたら、一般的な食事をしている人より明らかに健康だった
- 認識のズレ
- ➡️健康のためには肉を食べない方がいい(誤解)
⦅大事なのはソコ(肉を食べるかどうか)じゃない⦆
- 本当に重要なところ
- ➡️健康意識が高さが重要!
・質の高い食生活
・適度な運動
・睡眠をしっかりとる
これらを実行できていれば肉を食べるかは関係なく健康だった
- 結論
- ➡️肉を食べるかではなく、健康意識の高さが重要
研究の結果でさえ、このようなズレや見落としが生まれます
個人の経験ではさらに起こりやすいんです
個人で「自分が結果を出せたのは○○だ!」と本気で感じていても、実際は本人が認識していない、別のところに重要なポイントがあるってことも十分あり得るんです!
特にダイエットで極端に体重を落とした人、筋肉をバキバキにした人ってのはハマって色んなことを取り入れていることが多いです(食事、運動・筋トレなど)
「私はコレでダイエットに成功しました!」「私が体をバキバキに鍛えた方法を紹介します」などの動画はYouTubeなどで大人気です(筆者も参考に見させてもらってます)
しかし、その人が科学的な根拠なく、個人の経験のみで話をしているのなら「重要なポイントは実は他にあるかも」って視点を忘れないようにしましょう!
参考にしたい個人の経験もある〜質の高い研究結果に基づいた体験談
当然、参考にしたい個人の経験もあります
質の高い研究結果にもとづいた経験談は参考になると思いますし、筆者も参考にしています
例えばこんな感じ
- 科学的に効果が筋力と持久力を上げてくれるHIITを実践した、その結果や感想を書きます
- 科学的に色んな効果が証明されているパレオダイエットを実践!実感したこと、注意点を解説します
このように質の高い研究結果から効果が高いと期待されている食事法や運動・筋トレなんかの体験談などは参考になります
筆者もこのブログではそのような体験談を書いていく予定です
個人の経験でも、「自分の経験だけで話をしているか」「科学的な根拠にもとづいて行動した経験談」かは明確に区別をしましょう
筆者も個人の経験のみで結論づけたことを書かないように気をつけます💦
専門家の意見〜権威性が高いだけに、より注意が必要
次はお医者さんなどの専門家の意見!特にテレビなんかではよく出てくるのを見ます!
「専門家の意見」も要注意です!理由は基本的上に書いた「個人の意見」と同じです
「専門家の意見」が要注意な理由は「個人の経験」と同じ!
- データが少な過ぎる
専門家でも、大きな結論をだすにはデータが少なすぎる
何千、何万人の患者を見てきた医者でも、健康な人のデータが少なすぎる - 大事なとこはソコじゃない問題
データが少ないと起きやすい
専門家の経験も大きな結論に近づくための、1つのデータにしかならない
言ってしまえば、科学の前では経験のみにもとづいた「一個人の経験」も「専門家の意見」も信頼性は同じくらい低いわけです!
しかし、日本のメディアやグーグルは簡単に「専門家の意見」に対し高い信頼性を与える傾向があります!
簡単に言うと『日本のテレビ・メディア・グーグル、専門家の信頼性(権威性)高く上げすぎ問題』が起きています!
お医者さんが言ってるなら本当だろう。疑う余地もない
こんな風に思ってる人も少なくないと思いますが、ここは本当に注意が必要です!
専門家の信頼性(権威性)高く上げすぎ問題!
- 大前提、科学の前では専門家の意見も個人も経験と同じくらい信頼性は低い
(ダイエット、運動・筋トレに関して) - しかし、テレビなどでは専門家の意見が、さも“間違いない絶対的な真実”のように放送されがち
- グーグルで検索すると医者などが書いた記事が上位の方に出てきやすい
(内容の信憑性はともかく医者が書いたというだけで、上位に表示されがち)
さらに、困ったことに、やたらと自信とプライドを持っておられる人も少なくありません
それ自体は素晴らしいことですが、下のような時に問題となります
- 膨大なデータの実験結果から科学的に「ほぼ間違いない」と結論づけられた実験結果でも専門家の方は平気で否定することがある
- ある立場、ポジションをとってしまった場合、科学的に否定されても自分の意見を曲げずに、自分の意見、主張を続けることも少なくない
①、②はここ最近では「糖質制限ダイエット」で見られました
メタ分析で糖質制限ダイエットの効果は否定されましたが、日本で声高に糖質制限を推していた多くの「専門家(医者)」は意見を曲げなかったんですな💧
でも専門家の人でも科学的な実験結果を紹介して自分の主張をする人もいない?
います!だけど、上に書いたように科学的な実験では真逆の結果が出ることもしょっちゅうです。色んな実験結果から自分の主張に都合のいいものだけけ紹介している可能性も頭に入れておいた方が良いです!
当然、質の高い科学の研究結果と自分の体験を交えてとても参考になる話をする方もいます
医者、専門家の方も多種多様なので、「医者、専門家の意見」というだけで信じてしまう人は要注意です!
1つだけの実験結果〜トクホやサプリの広告などで悪用されがち
注意すべき情報として、「個人の経験」や「専門家の意見」について解説しました
我々は科学的に質の高い研究結果を参考にするのがベストです!
最近はテレビやネットの広告なんかでも、「○○大学が行った研究によると、、」って科学的な研究結果を根拠として紹介しているものをよく目にするよ
メディアで情報を発信する時に、“エビデンス(証拠、根拠、裏付け)”を求められています
そこで、科学の研究結果がエビデンスとして紹介されることも増えています
◯◯大学の研究チームが20●●年に行った研究結果によると、、、
なんて研究結果を引用するのをよく目にしますが、、、
科学的な研究実験の結果なら、間違いない!信じるぜ!
なんて簡単に思わないように注意です!
科学の実験であっても、1つだけのデータだけでは信頼性は高くありません
上にも書いたように、、、
科学の実験は簡単に結論が出せない
- 真逆の研究結果が出ることも珍しくない
- 1つの研究結果が他の多数の実験結果から完全に否定されることもある
- 大量の色んなデータを分析し、少しずつ正しい結論に近づいていく
科学的な実験でも、その質はバラバラですし、実験の質が高くても1つだけの実験ではどうしても信頼性は下がります
日本ではトクホ(特保・特定保健用食品)などは1つのデータだけで、さも効果が高いかのように宣伝しています
上にも書いた「鈴木祐」様の著書にはこう書かれています
トクホ審査のように、たったひとつの実験で結論を下すのは無意味の極み。もっと多くのデータを集めて比べない限り、本当は何も言えないはずなのです。
出典:鈴木祐『服用危険 飲むと寿命が縮む薬・サプリ』
無意味の極みとまで言われていますねw
トクホ同様にサプリや健康器具、運動器具なんかの広告でも注意が必要です
悪用される「研究結果」に注意
- 1つの実験結果だけのデータを、効果の根拠や証拠にしている
- ほんの少しだけ差が見られただけで、「ダイエット効果が確認された」と主張し、ダマし文句として使用
- 最初に結論ありきで、自分らに都合の良い研究結果を探して紹介
(反対の実験結果が出ていてもガン無視)
トクホは上の①、②にモロに当たります(まー何の研究結果もなく「ダイエットに効く」とか宣伝してるク○サプリに比べればマシなんでしょうが、目ク○と鼻ク○くらいの違いでしょう)
質が高く、信頼性の高い実験結果も当然ある〜【メタ分析やRCT】
個人の体験や専門家の意見はもちろん、1つだけの研究結果にも注意が必要ってことを解説しました
だったら何を信用したらいいの?
当然、質の高い研究結果や論文があるのでそれらを参考にします!
16歳の頃から1年間に5000本もの科学論文を読んでいて、「日本一の文献マニア」を自称する「鈴木祐」様のブログ「パレオな男」にも『データの信頼レベルの高さ』のランキングを紹介しています
その結果がコチラ
かなり、分かりやすく解説されていますが、全然馴染みのない用語や内容が飛び交うので、ここでは気摘んで解説します
詳しく知りたい方はリンクを貼りますのでゼヒ見て下さい!
【メタ分析(系統的レビュー)】の信頼性は高い
メタ分析とは「分析の分析」を意味します!簡単に解説するとこんな感じ!
- メタ分析
- ➡️大量の研究結果をさらに分析
- まず参考になり得るデータを大量に集める
- それぞれの研究方法をチェック
- ②のチェックで、信頼できないもの(質の低いもの)を排除する
- ③で残った、信頼のできるデータだけを分析し大きな結果を出す
質の低い研究結果が排除され、質の高いデータだけをさらに分析していくので、信頼は高くなります
ランダム化比較試験(RCT)ならば割と安心
ランダム化比較試験(RCT)ってのはこんな感じで、
やり方としてはこんな感じ
- ランダム化比較試験(RCT)
- ➡️2つのグループに分けて比較すする
- サプリの効果などを調べる超定番の方法
- ダイエットサプリを調べる時に参加者をランダムにAとBの2つのグループに分ける
・Aのグループにダイエットサプリを渡す
・Bにはニセのサプリを渡す - ②の時に本物とニセ物の区別をつかなくするとより信頼度が上がる
- 他にも下の条件をクリアするほど信頼性は上がる
・ランダム化比較試験の数が多い
・実験の参加者が多い
・実験の期間が長い
このRCTのやり方だと割と信頼性は高くなります
しかし、RCTのやり方でも結果に食い違いが起こるのもよくあるとのことで、このRCTのデータを大量に集めてメタ分析したものが最も信頼性が高くなります!
逆に1つのRCTだけの実験結果だと、メタ分析で否定されるケースもあるので注意!1つのRCTだけの実験結果は「こんな説もあります」くらいで捉えておいた方がベターです
観察研究〜どうしてもRCTより信頼性は劣る
次に、信頼性が高めなのは観察研究!
- 観察研究
- ➡️長期間、特定の人たちを追跡し調べる
- 長期間、特定の人たちを追跡し調べる方法
- 例えば「肉は大腸ガンの原因になるか」を調べる場合
1.体は健康な人で、肉を食べる人、食べない人を集めてくる
2. 10年くらい観察して肉を食べる人が大腸ガンになってないか調べる - 次の条件をクリアするほど信頼性は上がる
・調査した人数が多い
・人種や住んでる地域、年齢層が幅広い
・追跡した年数が長い - メタ分析されていれば信頼性は高め
実験室で行う研究よりも不確定な要素が多いので、観察研究の信頼性はRCTより下がりますが、観察研究もメタ分析をすることで信頼性は上がります
反対に、メタ分析されていない観察研究は「可能性の1つ」くらいの捉え方でOKです
動物実験、生体外実験の信頼度は低め
あまり信頼度が高くないのが、動物実験・生体外実験です
- 人間以外の動物で実験するのが動物実験
- 動物個体から、組織の断片や、細胞などを取り出して行う実験が 生体外実験
- 動物の構造は人間と違うので、信頼性は当然落ちる
筆者は人間で行った実験結果に対して、ラット(ねずみ)を使った実験結果で反論している人がいて驚いことがあります
朝食の影響に対する実験だったんですが、「人間で実験できることは、人間で実験ししてくれよ」って思いましたね。朝食がラットに与える影響はマジで興味ないw
しかし、論文を愛する「鈴木祐」様いわく、「当然ながらマウスとヒトの構造は違う」ので信頼性は高くないとしながらも、、、
マウス実験から大きな発見につながるケースは多いんで、チェックしておくと楽しいですよ。
だそうです(いやー、論文に対する愛を感じますねー)
「専門家の意見」や「個人の経験」の信頼性は低い〜ユーチューブも注意
上で、解説したように
- データが少なすぎる
- 結果に対する容認の認識がズレている可能性も高い
(大事なのはソコじゃない問題)
などから、信頼性が低いです
ユーチューブなんかでも
今日は私が最速で体重を10キロ落とした習慣5選を紹介します!
なんて動画は無数にあり、再生数も高い大人気動画となってます
実際に結果を出している人が言ってるから間違いないはず。動画に紹介されていることと同じことをやれば自分もこの人みたいになるんだ!
なんて考えるのも自然なことです
しかし、以下のことに注意する必要があります
ユーチューブなどの動画はココに注意
- 2個以上の新しい習慣をいきなり身につけるのは困難
(いきなり紹介されてる習慣を全部やろうとしても失敗する可能性が高い) - 5個のうち全てが効果的かは分からない
(効果が低いものを真似しても効果は低い) - 本当に効果があるのは5個のうち1つだけの可能性も
(下手すれば、本人の認識がずれていて紹介されている5個の習慣以外のところが時大きな要因の可能性すらある) - 個人の経験のみにもとづいている場合、さらに要注意
しかし上に書いたように、RCTのメタ分析など、信頼の高いデータからほぼ確実とされていることを紹介していたり、実践した結果をレビューしている動画などは大いに参考になります
ユーチューブの動画はこんな視点を持って見ることが重要です
改めて、ブログ「パレオな男」は凄い!
研究結果の質の高さとか言われても、難しくてイマイチ分からん
情報であふれる現代社会で、クソ情報に惑わされないためにこのようなことが重要です
- 有益な情報かそうでないかを見極める判断力を鍛える
- 有益化な情報かどうかを調べるツールを知っておく
この①、②のために紹介したいのが何度もこのブログで登場する、筆者が敬愛する「鈴木祐」様のブログ『パレオな男』です
筆者が敬愛する「鈴木祐」様とブログ「パレオな男」
「鈴木祐」様とブログ「パレオな男」それぞれ紹介するとこんな感じ、
「鈴木祐」様とブログ「パレオな男」
- 1976年生まれ
- 日本のサイエンスライター
- 16歳の頃から1年間に5000本もの科学論文を読んでいる
- 「日本一の文献オタク」を自称している
- 10万本の化学論文の読破と600人を超える海外の学者や専門医へのインタビューを実施
- ブログ「パレオな男」は健康・心理・科学に関する最新の知見を紹介し続け、月間250万PVを達成
- ブログ名の「パレオな男」は「鈴木祐」様の愛称にもなっている
いやまさに正真正銘の“変態”(心からの賞賛とリスペクトを込めて)です
ブログ「パレオな男」の素晴らしい点がコチラ
- 様々な論文や参考になる情報を公開
(かなりの頻度、ペースで記事が更新) - 実験結果だけでなくその実験の方法や信頼性まで解説
(実験の質の高さや問題点なども解説) - 反対の実験結果を紹介したり、1つのポジション(立場)につかない
(「自分にとって都合のいい論文だけを紹介」とかない)
逆に注意点はコチラ
- ハマる人は沼のようにハマる
面白くて、関連記事を読み焦って時間がどんどん過ぎていくw - 論文とか実験結果なんかに馴染みのない人は小難しい話に感じるかも
- 白とも黒ともつかない内容も少なくない
(微妙な実験結果も多いため)
筆者の主な情報源は「鈴木祐」様のブログや書籍
「鈴木祐」様は当然、質の高い研究結果から、高い効果を期待できるダイエット法や運動・筋トレ方を本やブログなどで紹介されております
筆者が「鈴木祐」様を敬愛し、鈴木祐様の著書(本)やブログ「パレオな男」を参考にするのは、科学的に信頼性の高い情報を発信してくれるからです
筆者はそれらを参考にして、実践できそうなものを少しづつ行動に移しました
そしてその結果、体重は最大で8キロ落ちて、30代半ばで初めて腹筋をうっすらと割ることができたのです
このブログでも、「鈴木祐」様の本やブログで参考にした情報は惜しみなくご紹介していきます。また個人の経験のみに偏らない、科学的な実験結果に基づいた経験談を書いていきます!
【パレートの法則】で質の高い科学的な研究結果を参考・実践しよう!
次のことを認識することが重要です
- 時間と労力は限られている
- 質の高い研究結果から「高い効果が期待できる」ことを優先的にやる
以前も解説したように、このブログではパレートの法則にのっとって、重要な2割のポイントに労力と時間を使う戦略とります
パレートの法則についてはコチラの記事で詳しく解説しておします
パレートの法則を簡単に言うとこんな感じ
そして体重を5キロ落とすために、「質の高いデータから科学的に効果が高いとされていること」を優先的にやっていきます!
具体的に何なのよ?
優先順位としては①食事制限、②十分な睡眠、③ストレスケア、④運動・筋トレです!
概要はコチラの記事で解説しております
また、上に紹介した食事制限、睡眠、ストレスケア、運動・筋トレもそれぞれ科学的に高い効果が期待できる方法があるので個別の記事で解説していきます!
最後は自分で行動に移して確かめるしかない
最後に重要なことを書きます
- 科学も絶対ではない
- 誰かを盲信するのも危険
- 「仮説を立てて、実行し、結果を検討する」この繰り返しが重要
個別に解説します
科学も絶対ではない
個人の経験や、専門家の意見より膨大な質の高いデータを集めた科学の研究結果を参考にした方が成功率は上がります
しかし、化学も絶対ではありません。100%の結果が保証されているわけもありませんし、今は科学的に確実視されている定説でも数年後に否定される可能性もあります
しかし、「状況がもっと良くなってから行動しよう」と考えると高確率で何もしないまま失敗に終わります。現時点で最善と思われる情報を試しに実行に移すことが重要なんです!
誰かを盲信するのも危険
この業界で有名な○◯さんが言ってるから間違いないだろう!●●さんがオススメしているなら買った方がいいのだろう!
何十年の時間と何万人(あるいはそれ以上)の人から集めた科学の研究ですら絶対はありません。まして誰もが認める業績をあげていても、個人を盲信するのは危険です
色んな意見が飛び交うので、信頼のおける人からの意見や情報を参考にして、ある程度は情報を絞ることも大事だと思います(全ての意見に耳を傾けていると確実に混乱するんで)
筆者も「鈴木祐」様をリスペクトしていますし、ブログや書籍を参考にしています。しかし盲信はしていません。最後は自分の責任でやることが大事だと考えています。
「仮説を立てて、実行し、結果を検討する」この繰り返しが重要
『最後は自分で実際に行動するしかない!』ってことを強調します!
このブログでは『根性論』を極力排除します(理由は筆者が根性論が大嫌いだからですw)
科学的に効果の高いやり方を、小さく始める方法を紹介するので以下の手順でやってみて下さい
- ①仮説:「自分ならこのくらいのことはやれるはず」という仮説を立てる
- ➡️「これくらいなら続けられる」と思える負荷のものを選ぶ
- ②実行:実際に行動に移す
- ➡️実際にやってみる
➡️少しでもキツイ、辛いと思ったら目標や負荷を下方修正してみる
- 結果を検討する
- ➡️最初のうちは早く結果が出るのを望まない
➡️このまま続けていけるかを基準に考える
・余裕で続けていける➡️負荷を上げるのも検討
・続けていくのは無理➡️負荷を下げる
どんな情報も使って(実践して)初めて価値がある!「知っている」を、「やっている」にかえていけば結果もついてきます!一緒に頑張りましょう!
まとめ〜質の高い研究結果を参考にして、少しずつでも行動していこう!
今回は我々が参考にすべき情報、要注意な情報について解説しました!
ダイエットや運動・筋トレにおいて「個人の経験」や「専門家の意見」、「1つだけの研究結果」は要注意です!質の高い研究結果から高い効果を期待できる方法を参考にしましょう!では、まとめいきます!
大事な前提:ダイエットに絶対的に確立された唯一無二の方法はない
「科学的に高い効果が期待できる」とされているダイエット、運動、筋トレの方法はありますし、このブログではそういった情報を発信するためにあります
しかし、100%の結果が保証された方法なんかはありません。投資の世界では「必勝法はないが、必敗法ならある」と言う人もいますが、ダイエットや運動・筋トレもこれと同じです。
「こうやれば必ず失敗する」というやり方はたくさんありますが、「こうすれば必ずうまくいく」というやり方は確立されていません。
その一方で、科学的に高い効果を期待できて、成功率を上げるやり方があるのも事実です!筆者もそのやり方で変わることができました!そのやり方は惜しみなくこのブログで紹介していきます!
「個人の経験」「専門家の意見」「1つだけの研究結果」には注意しよう
「個人の経験」や「専門家の意見」に共通して言えるのはコチラ
- データが少なすぎる
- 事実と個人の認識のズレが起こる
(大事なのはソコじゃない問題)
科学の研究ですら、膨大なデータを分析して少しずつ結論に近づいていくしかないのに、一個人の経験で結論づけるのは暴論です
また、ある人が「結果が出たのはAのおかげ」と認識していても、実際は「他の要因であるBやCのおかげだった」なんてことも多いです。
この場合その人は、悪気なくAをススメてくるでしょう。しかし、実際はAの効果は低いためその人のマネをしてAをやっても結果は出ない、なんてことになります
専門家の意見も絶対ではない
メディアでは証拠や裏付け、根拠としてよく登場する「専門家の意見」
一見すると、「専門家(もしくは医者)なのだから間違いないだろう」と思いがちですが、要注意です
上に書いたように、専門家も科学の前ではデータが少なすぎて、認識がズレている可能性も十分あります(科学者ですら認識のズレを起こすので当然でしょう)
問題はコチラ
- 専門家の意見がさも間違いないように扱われている
(日本のメディアの問題) - 科学的に一級品の結論でも、専門家が個人の経験からきっぱり否定することがある
専門家の意見ということで無条件に信じないことが重要です
参考にできる個人の経験や専門家の意見もある
当然、個人の経験や専門家の意見が全て参考にすべきではないと言ってるのではありません
- 質の高い科学的研究を踏まえているなら参考になる
- そう言った人はどんどん質の高い研究結果を紹介してくれるので参考にする
- オススメなのは「パレオな男」こと「鈴木祐」様
1つだけの研究結果にも注意が必要
最近、サプリや健康食品の広告でも「○○大学の研究によると〜〜」なんて研究結果が出てきます
これも専門家の意見同様に、、、
頭のいい人が研究した結果なら間違いないだろう
と思いがちですが、要注意です!
まず大前提がコチラ
- 科学では真逆の研究結果が出ることも珍しくない
- 1つの研究結果が他の多数の実験結果から完全に否定されることもある
- 大量の色んなデータを分析し、少しずつ正しい結論に近づいていく
色んな研究結果があることに、研究結果を悪用できるので注意です!
悪用される研究結果に注意しよう
立派なエビデンス(裏付け、根拠、証拠)して紹介されている研究結果でも、いくらでも悪用できてしまうので注意が必要です
- 悪用される研究結果
- 「トクホ」やネット広告などで、マジで悪用されてます
- 1つの実験結果だけのデータを、効果の根拠や証拠にする
- ほんの少しだけ差が見られただけで、「ダイエット効果が確認された」と主張
➡️ダマし文句として使用 - 最初に結論ありきで、自分らに都合の良い研究結果を探して紹介
(反対の実験結果が出ていてもガン無視)
研究結果といえどデータの質には大きな差があるので注意しましょう!
質の高い研究結果を見分けるなら、ブログ「パレオな男」がオススメ!
質の高い研究結果を紹介してくれたり、研究のやり方の信頼性なんかを解説してくれるのが「鈴木祐」様のブログ「パレオな男」
筆者も主に「鈴木祐」様の本やブログを参考に行動した結果、今の体型に変わることができました
盲信はいけませんが、大変参考になるブログなのでご紹介します
質の高い研究結果から高い効果が期待できる方法に時間と労力を使おう!
時間と労力が限られている我々一般人は、質の高い研究結果から、高い効果が期待できると判明している方法で体重を落としていきます!
- 最初に書いたように、ダイエットや運動・筋トレに「必勝法」はない
(本人が続けることが出来るかという問題を含むため) - 『必敗法』(絶対に失敗するやり方)なら多数あり
- 高い効果が期待できる方法ならあるので、無理せず段階を追って実践していく
その科学的に高い効果が期待できて、実際に筆者が実践した方法をこのブログで惜しみなく解説していきます!
最後は自分で実際に行動するしかない〜行動しながら考えよう!
色んな情報を集めることも大事ですが、ある程度の情報を集めたらすぐに行動に移します!
そして結果がどうなるか自分で確認しましょう!
手順はコチラ
- 科学的に信頼の高い情報を集める(学ぶ)
➡️このブログでも紹介していきます - 自分のできる範囲を検討する
(これくらいなら出来ると仮説を立てる) - 目標を決めて実際にやってみる
- 結果を検討する
(続けられているか、キツくないか) - 下の❶〜❸でまた行動する
❶これまで通り続ける
❷負荷を上げる
❸負荷を下げる
このブログでは、小さく始める方法も解説しますのでゼヒ参考にして下さい
それでは最後に、筆者の心に刺さった名言・格言を一つ紹介します!
ゲーテ(ドイツの詩人、劇作家、小説家)
知識を身につければ十分?否。何事かに応用せよ。
望むだけで十分?否。行動を起こせ。
有益な知識を仕入れて、行動に起こしていきましょう!
引き続き、お役に立てる知識を発信していくので共に学んで成長していきましょう!
今度は我々(一般人)が進撃する番です!!
参考文献
今回は敬愛する「パレオな男」こと「鈴木祐」様のコチラの本を参考にして解説します
この本は市販のサプリや著名な健康法のリスクがわかるだけでなく、質の高い情報の見分け方も解説してある超良書でオススメです!
また、サプリに期待し過ぎない方がいいことも分かります!
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